6月18日(日)、国際リハビリテーションセミナー2023・第6回通常総会が無事に開催されました。
今回のセミナーでは、国立病院機構別府医療センターの広田美江さんとBridges in Public Healthの石本馨さんを講師としてお招きし、
「国際リハビリテーション事業実施のための助成金獲得作戦会議〜リハ専門職による国際協力事業の企画・運営経験を聞く」
というテーマの下、お二人が関わる2つのJICA草の根事業について、その企画から申請までの経緯や現状、そして将来展望に至るまでお話しを伺いました。
このうち、広田さんはペルーでの障害者スポーツに関する事業で、また、石本さんは東ティモールでの公衆衛生に関する事業で、それぞれ中心的な役割を務めていらっしゃいます。
どちらの事業も共通して、JICA草の根事業に採択されるより遥か前からの長年に渡る対象国との関係が基盤となっていました。その意味で、お話しの中から出て来た「執念」という言葉が共通のキーワードになっていると実感させられました。
セミナー後半では、お二人の体験談に補助線を引く形で、難民を助ける会[AAR Japan]の大室和也さんから数々の助成金申請経験を踏まえた指定発言をいただきました。そして、これらお三方のお話しを踏まえながら、国際リハビリテーション研究会として何らかの助成金を獲得し国際協力事業を実施するための道筋を検討しました。
今回の学びを踏まえ、当研究会では近い将来、国際協力事業の実施へ向けた助成金獲得に動き出すことを目論んでいます。
当研究会の活動をこれからも是非お見逃しなく。