11月8日(日)、当研究会4回目の学術大会「ニューノーマルと国際リハビリテーション」が開催されました。当初は福岡の会場で対面での実施を計画していたのですが、COVID-19の影響でオンライン開催となったものです。
当日は11の演題から成る3つの一般演題セッションと5つの特別セッションというプログラム構成でした。対面で議論できない不自由さはあったものの、オンラインの強みを活かし、ドイツ(「人道援助団体に対する新型コロナの影響とその対応~ドイツ国際平和村の活動を通して~」)やタイ(「タイにおける高齢者を対象とした地域活動:保健医療専門職による貢献:Projects for the Elderly in Community: Contribution of Health Professionals」)と結んだセッションも実施することが出来ました。
当研究会が設立当時から探究している、「適正技術」(リハビリテーション分野における適正技術の蓄積と体系化の試み~ATBankの紹介と活用の勧め)や「障害当事者とリハ専門職の協働による国際協力」(障害当事者による国際協力の現状〜JICA職員を経て自立生活センター職員になってみて〜)といったテーマのセッションもこれまで通り設けることが出来ました。ゆっくりとした歩みではありますが、COVID-19の影響を受けながらも、当研究会のテーマを推し進めることが出来たのではないかと思います。
大会終了後のオンライン懇親会は当研究会にとって初めての試みでしたが、思いのほか成立するものだと感じました。またこういう機会があってもいいかもしれません。研究会活動の次の展開へ向けて、多くの示唆を得る一日でした。参加した皆さんが同様に、次の活動への刺激と示唆を得たことを期待します。