国際リハビリテーションセミナー2019「オルタナティブなリハビリテーションを模索する」・第2回通常総会を聖心女子大学4号館聖心グローバルプラザ(東京)で開催しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
セミナーでは、オルタナティブの模索は国際リハビリテーション学の一つのキーワードになり得るという着想から設定されたテーマのもと、2つのセッションが行われました。一つ目は、ポスト紛争期にあるミャンマー・カレン州に暮らす障害のある人たちの生活調査についての河野氏からの報告でした。その中では、障害のある人たちが地域において、オルタナティブな選択肢を活用しながら社会生活を営む様子を垣間見ることが出来ました。二つ目のセッションでは、当研究会のプロジェクトであるATBankについて、「オルタナティブなリハビリテーションとしての適正技術:ATBank活動を推進する」と題して中村氏よりご報告いただきました。このセッションでは、会場との意見交換を通して、国際リハビリテーション分野の適正技術の研究について、新たなステップへ向けた示唆を得ることが出来ました。
終了後の懇親会でも活発な交流があちこちで起こり、参加者それぞれが今後の活動へのつながりと刺激を得たのではないかと思います。